2014年11月21日
ドイツからWSJSに参戦するデフリースのフルネーム
みなさま、毎度お久しぶりです。
来週末のジャパンカップ、アイヴァンホウの参戦で2011年のデインドリーム以来のドイツ馬来日となり、いつもよりも撮影への緊張感が高まってます。またそれだけでなく、アイヴァンホウをバーデン大賞とバイエルン大賞という2つのドイツ国内G1勝利に導いたパートナーとしてミナリクも共に来日ということで、久しぶりにフィリップに会えるのが楽しみでもあります。ドイツ馬は国外に出走すると英仏のトップジョッキーに乗り替わることが多く、ミナリクも大抵国内限定でしたからね。当人は私のことなど覚えてないだろうけど、実はドイツにいた頃、パドックから本馬場へ向かう彼にドイツ語で「頑張れよ〜」と声をかけると、馬上から「サヨナラ〜!」と返してきて、「おい!帰れってか!」とアホな漫才で観衆を笑わせたりしてました。基本的に陽気なキャラで、客受けもいい騎手です。
そしてもう一つ今回私をウキウキさせているのが、WSJSへのデフリースの参戦。オランダで12回のリーディングを経てドイツに主戦場を移してきた経緯から、彼にはちょうど似た時期に笠松から中央に移籍したアンカツさんのイメージが重なったりしていたものです。特にオランダのプッベン厩舎からドイツの重賞で活躍していたスプリンターLucky Strikeとのコンビは彼を語る上で外すことが出来ず、同馬がケルンのA.トリブールへ転厩してからもデフリースとコンビは続き、結局G3を独6勝、仏G3を1勝、モーリス・ド・ゲスト(G1)でも5着という成績を残し、ドイツのスプリント界に一つの時代を築いたといえます(因みにドイツにはスプリントG1がありません)。個人的には2着へ降着となった2005年のゴルデネ・パイチェ(G2)が思い出深く、翌週の開催で「先週は残念でしたね。」と声かけてこの写真にサインしてもらったときの彼の苦笑いが忘れられません。
さて、ここでタイトルにも掲げたデフリースのフルネームの話に入りますが、実はJRAから発表された彼の名前を見て「んんん?」となったのです。
http://www.jra.go.jp/news/201411/pdf/111701_07.pdf
アーノルダス・デフリース?
ドイツでは普段アドリー・デフリース(Adrie de Vries)の呼び名で通っており、彼の出身地オランダのウィキペディアをチェックしても「Adrie」の記載しかないので、「アーノルダス(Arnoldus)」とはどこから出てきたんだと疑問に思ったわけです。もっとも「アドリー(Adrie)」とはいかにも短縮したニックネームっぽいので、フルネームはちゃんとあるのだろうとは推測出来るのですが、「アーノルダス(Arnoldus)」が「アドリー(Adrie)」というのはどうにも不自然。てなわけで、ドイツの競馬掲示板に超久しぶりに書き込んで質問したら、常連さんから早速回答をいただきました。
デフリースのフルネームは「Adrianus Arnoldus de Vries 」です。フルネームが記載されいる記事も教えてもらいました。→こちら
「アドリー」は「アドリアヌス(Adrianus)」のほうを略した愛称ということですね。JRAは何故「アドリアヌス」を省いてしまったのか。
なんにせよ日本の競馬ファンのみなさん、来週彼に声援を送るときは是非「アドリー」と呼んであげて下さい。
また、アイヴァンホウ騎乗のミナリクは「フィリップ・ミナリク(Filip Minarik)」。こちらは気軽に「フィリップ」と声をかけてあげましょう。
それからついでに、既に日本でもお馴染みとなったドイツ人騎手シュタルケ。JRAの公式でも日本語版ウィキペディアでも「アンドレアシュ・シュタルケ」になってるのですが、アルファベットで書かれた彼の名前をよく見てください。「Andrasch Starke」になっています。「r」と「a」の間に「e」がありません。これでは「アンドレアシュ」とは読めないのです。彼のファーストネームの本当の発音は「アンドラッシュ」です。なんで「レ」になってしまったのか不思議で仕方ないですよ。しかし客席からの声援は最早すっかり「アンドレ〜!」になってしまっているので、日本ではもうそういうニックネームってことでしゃあないのでしょうが。
という感じで、JRAの公式表記であっても実際には怪しいものもあるので、人物の名前ですから、出来るだけ正しい発音に近いほうや、当人にとって馴染みのニックネームで呼んであげられたらよいなと思います。これを読まれたみなさんも、どうぞよろしくお願いいたします。
2014年07月06日
ドイツダービー予想、やらせてください!
みなさん、こんばんわぐ〜!1年に1回ドイツダービーのときだけブログを更新してる芝周志です!(CV:青山佳乃)
正直このまま死にブログになるかなと危惧してたのですが、ドイツの友人ヒネッケ兄弟が許してくれませんでしたw とはいえ、いつもはガッツリ予想を送ってくる弟マティアスも、今年は遂に簡易予想となってしまったので、来年はどうなることやら……。
ではまずヒネッケ兄ハネスの予想メールを訳しましょう。
(前評判同様)自分の本命もSea The Moonで決まりだ(ヘルフェンバインが乗れないのが残念だが)。2着以下はいろいろ可能性がある。順位付けをせずに挙げていくと、Giants Cauldron、Geoffrey Chaucer、Speedy Approach、Swacadelicといったところだろう。雨が降ればBorn to RunとOpen your Heartにも入着のチャンスはあるだろう。まあSea The Moonは負けないだろう。2年前にNovellistでも同じこと言ったが……。
続いて弟マティアスの予想。
自分もSea The Moonが明確な本命だと思う。スタミナに疑問符が付く馬が何頭かいるが、Magic ArtistとLucky Lion、またAmazonitやMaduraiも母系からそうだろう。Lucky Lionが勝ってくれればとは思ってるのだけどね。しかしLucky Lionはちょっと神経質な馬だ。最初に言ったとおりSea The Moonが固く、倒すべき馬でもある。Wild Chiefと、それより割り引くがSwacadelicも怖い。Geoffrey Chaucerは興味深いが、自分は押さない。Born to Runも確かに気になる。ChartbreakerとOpen your Heartは馬場が渋ったほうがよく、そうでないと無理だろう。
結論は
Sea the Moon
Lucky Lion
Wild Chief
Swacadelic
Karltheodor
大穴としてAmorous Adventure
二人ともデビューから三連勝でウニオン・レネンを制してきたSea the Moonを絶対的本命馬と見ている。実際人気もSea the Moonになっている。
では、日本からビデオだけでドイツ競馬を眺めている自分の予想をば。
まず人気のSea the Moonからいくと、この馬は確かに高い能力を持っていると思う。ここま素質だけで勝ってきたと言ってもいい。だがそれ即ち、まだまだ馬が完成されておらず、走りっぷりに未熟さが現れてしまっている。どのレースも懸命に騎手が抑えながら逃げている感じで、ウニオンでは直線で追い出すと思い切り外へ向かって斜行し、審議を食らっていた。こういう馬はダービーのような多頭数のビッグレースでは取りこぼすことが多い。もっとも主戦だったヘルフェンバインが先日落馬したことでスミヨンに乗り替わり(実際は大した怪我ではなく今ハンブルク開催では既に勝ち鞍も上げているので、降ろすいい口実になっただけだが)、名手が上手く気性を押さえて御しきれば、もちろんあっさり勝ってもおかしくない。
しかしレーティング1位でゼッケン番号1番となったのは、独2000ギニーのメール・ミュルヘンス・レネン勝者Lucky Lion。マティアスが触れているとおり、2歳時はブリンカーを付けてかなり危なっかしいレースをしていた神経質な馬だが、3歳になってから3戦はブリンカーを外し控える競馬が出来るようになって、明らかに一皮むけている。距離は1700mまでしか走っていないが、父はHigh Chaparral、母父Big Shuffleは短距離の印象が強いが、母父としては結構距離が持つ馬も輩出しており、問題ないと見ている。自分の本命はこの馬。
前走ジョケ・クルブで4着に入ったWild Chiefが対抗。終始内の狭いところで厳しい競馬を強いられ、直線でもなかなか抜け出せない状況からラストで伸びてきた精神力は高く買いたい。
複勝圏内ではウニオン3着のSwacadelicと最下位のGiants Cauldron。Swacadelicはハノーファーのトライアルで勝っている馬だが、安定感があり実力は出せるだろう。ただ勝ち切るほど強いかとなると、現状ではその域にはないだろう。Giants CauldronはSea the Moonの斜行被害を最も受けた馬で、最後は手を止めての最下位。順調に走っていれば、2,3着争いには混じっていただろう。
もう一つのダービーステップに当たる重賞バヴァリアン・クラシックの勝馬Magic Artistは2000mまでの馬だろう。その他の出走馬もダービーには足りないと思われ、このレースからは今年はないと考える。
あとは気になるクールモアのGeoffrey ChaucerとゴドルフィンのPinzoloだが、さすがにこのクラスの馬にやられているようではダメだろう。ここはバッサリ切り捨てる。
ということで、
◎Lucky Lion
○Wild Chief
▲Sea the Moon
△Swacadelic
△Giants Cauldron
そんな感じで、発走は間もなく日本時間0:05です。要注目。
2013年07月07日
今宵ドイツダービーでしたね
みなさん、こんばんは。芝です。あけましておめでとうございます。
さて、例年通りドイツダービーだけは取り上げるこのブログ、今年も早々にドイツのヒネッケ兄弟から予想メールが送られてきて、プレッシャーをかけられつつギリギリなんとか継続させることに成功しました。
では、例年通りがっつり全出走馬コメントを書いてくる弟マティアスの予想をば翻訳。
Ivanhowe:まだミスをしていない馬だ。良馬場より渋ったほうがいいだろう。
Global Bang:2400mは持つだろうか?落ち着いた馬だけど、自分は懐疑的だ。
Nicolosio:重馬場がいい馬。軸には出来ないが対抗にはする。
VIF Monsieur:信頼出来る馬ではない。
Lucky Speed:スピードもある相対的にいい馬だ。シールゲン調教師は2400m持つのかやや懐疑的なようだが、自分はいけると思っている。私の本命。
Empoli:真のトップホースではない。調教師には期待するものがあるようではある。6着以内には来るのでは。
Tres Blue:安定した馬。ステイヤーとしていい血統。フランスでリステッドを勝っており、G3でも入着してる。注目はすべき。
Schulz:チャンスある穴馬。
Flamingo Star:6着以内はあるだろう。自分好みの馬だけど、2000m馬だろう。レースは時々落ち着かない。重馬場向きだが2400mは長いだろう。
Probably:2歳の頃アイルランドで重賞を走っている。6着以内なら驚きはない
Bermuda Reef:全く可能性がないわけではない。
Limario:よい2000m馬。2400mはちょっと長い。
Quienzieme Monarque:4月にアメリカから輸入された。向こうでは何度か重賞で4着になっている。ダービーでも4着はありえる。しかし2400mは多分ちょっと長いだろう。スタートがよくなく大抵後方からの競馬だし。スピードはある。
Saratino:父馬からもステイヤータイプではない。来るとは考えにくい。
Samos:成績からはなんとも測りにくい。カテゴリーとしてはチャンスある穴馬かな?
See the Rock:スピードはある。しかしこのクラスでどうかとなると、多分難しい
Noble Galileo:昨冬まではダービー候補といわれた馬。しかし今年はいいところなく、ここでは圏外か
Erlkönig:良馬場なら考えられる。ステイヤーだしスピードもある。その点は他の馬と比べて利点。上積みは必要だが、良馬場なら6着以内はありえる。
Nordvulkan:ダービークラスではないが、ステイヤーだ。
予想:Lucky Speed - Ivanhowe - Nicolosio - Quienzieme Monarque - Tres Blue - Limario
続いて兄ハネスの予想。
IvanhoweかLucky Speed(両方共ケルンとミュンヘンで生で見た)がいいね。Ivanhoweは未完成なのに圧勝していた。Lucky Speedは名前にも栄誉が。
ハノーファーのNicolosioについては考えないといけないが、トライアルのレースレベルがどうだったかだ。Probablyを測りにすると低くはないと思うが、Nicolosioは重馬場でしか来ないと思う。天気は日曜も良い予報だ。年明け初戦がハノーファートライアルだったProbablyは上積みが期待できる。コンスタントに高いレベルで走ってる。
Flamingo Starはミュンヘンで勝ったかと思えた。いいステイヤーだと思う。
あとはGlobal Bang。去年から気に入っていた馬だ。まだヘマはしてないし、Manduro産駒でレベル的にも来れるだろう。
予想:Ivanhowe - Lucky Speed - Flamingo Star - Nicolosio - Probably - Global Bang
では私の番ですが、正直言って今年は仕事が忙しく、ドイツ競馬をじっくり見れていない。そんなわけで、付け焼刃で今年の主要レースを見た上でざっくり予想。
ケルン、ミュンヘン、ハノーファーのトライアル勝者はそれぞれ見どころある勝ち方をしており、まずはリスペクトしたい。その上で本命はハノーファーの勝ち馬Nicolosio。ヒネッケ兄弟は揃って重馬場専用と見ているが、むしろミュンヘンの勝ち馬Lucky Speedのほうがその傾向を感じる。Nicolosioのほうが器用さがありそうで、こちらを上位に。
王道のウニオンレネンを勝ったIvanhoweは確かに見事な強さだったのだけど、経験が浅いままにあのような勝ち方をする馬は、ダービーで掬われることがよくある。シュレンダーハーン牧場主戦のデフリースが骨折で戦線離脱したため、鞍上に迎えられたのが日本でもお馴染みのデムーロ弟である。クリスチャンはいい騎手だとは思ってるけど、初コースにいきなり適応できるタイプじゃないかなと思い、しかも最内スタートなので割り引きたい。
ちなみにIvanhoweの読み方だけど、実況で聞く限り「アイヴァンホウ」ですね。「アイヴァノウ」にも聞こえるくらい。
他に気になるのは、フランクフルトのG3を勝ったVIF Monsieur。ミュンヘンでは惨敗してるが完全に重馬場にやられた口で、良馬場で逃げれば入着もありえると思っている。何より2歳から実績がある馬は、ダービーで結構活きる。
その他、距離さえ持てば安定しているGlobal Bang、それとミュンヘンで見せ場を作ったFlamingo Star。Flamingo Starの鞍上ハンマーハンゼンは一時引退、トラックの運転手をやっていたこともあり、復帰後徐々に実績を積み上げてここまで復活した。最近乗れてるし、なかなか面白いと思っている。
というわけで私の予想:
Nicolosio - Lucky Speed - VIF Monsieur - Ivanhowe - Global Bang - Flamingo Star
発走は日本時間本日23:30。昨年の1,2着馬は今年古馬になってもG1を勝って活躍しているし、要注目ですね。
2012年10月09日
【ケルン競馬場伝貧問題】現状更なる感染馬はなし
Erstes Aufatmen in Sachen Quarantäne (German Racing)
”隔離検疫に関する件でまずはほっと一息”
10月1日に発覚したケルン競馬場における伝染性貧血症の件、場内厩舎にて管理する全292頭の馬に対し行った隔離検疫だが、全馬陰性という結果が出た。まずは関係者みなほっと一息といったところであろう。
但し、これは飽くまで感染症に対する抗体が血液中に出ていないということであり、即ち現時点で発症やその兆候を見せている馬がいないということである。伝染性貧血症の潜伏期間は3日〜3ヶ月ということなので、条例に基づき予定通り3ヶ月間は変わらず全馬競馬場敷地内から出ることは禁じられている。隔離状態が解除されるのは、3ヶ月後の再検査で再度全馬陰性という結果が出る必要がある。
取り敢えずDanedreamもこの中に含まれていることになるので、彼女も今のところ無事であることが確認されたわけだ。
昨日の凱旋門賞では、日本の競馬ファンの殆どが直線残り300mで歓声をあげ、残り50mで悲鳴をあげたのであろう。まあ私も確かに興奮させられた。しかしドイツ競馬基地としてはやはり「それでもDanedreamはその5馬身前にいたのだよ。」と妄想せざるをえない。恐らくドイツの競馬ファンたちも同じことを思っているに違いない。
尚、オルフェーヴルの夢を破ったSolemiaがそれまでに勝っていた重賞はG2のコリーダ賞だけだ。
コリーダ……
過去に牝馬として凱旋門賞を連覇した唯一の馬の名である。コリーダ以来の偉業への挑戦を絶たれたDanedreamの無念は、コリーダ賞勝馬Solemiaに宿っていた。そういうことなのだろう。
2012年10月04日
伝染性貧血症事件勃発後のシールゲン調教師への取材記事
10月1日に発覚したケルン競馬場在厩馬の伝染性貧血症感染による競馬場封鎖の件、3日のケルン地元紙Kölnische Rundschauに、Danedream管理調教師シールゲンへの取材記事が掲載されていた。
Verlängerung für Danedream? (Kölnische Rundschau)
”Danedreamは(現役)延期?”
事件勃発翌朝、取材記者が競馬場を訪れたとき、そこが封鎖されている競馬場とは分からない光景であったという。というのも、普段通りに馬房が開かれ、調教が行われていたからだ。
「馬たちを運動させてあげないといけない。馬房の中に立たせっ放しにしておくわけにはいかないからね。」とシールゲン師は言う。
Danedreamについては、「彼女が感染していないことを祈るばかりだ。」とのこと。感染馬を管理していたヴァイス厩舎とシールゲン厩舎は100mほどしか離れていないそうだ。敷地構造的にヴァイス厩舎は4コーナー脇の施設なのだろう。
「(凱旋門賞では)賞金をつかむチャンスは十分にあった。彼女は最高の状態だからね。」
「まさにカタストローフだよ。」
ただ年内の出走が不可能になったことで、Danedreamの現役が1年延長される可能性もあるのではないかと考えてはいるようである。
尚、30日にミラノのヴィットーリオディカプア賞(伊G1)で2着になったシールゲン厩舎のAmarillo他、このレースを勝った同じくケルン競馬場所属のレーヴェ厩舎管理馬Amariro等何頭かの馬たちが、帰国途中に宿泊させたバーデン競馬場で足止め状態とのことだ。ミラノへの出発前に検査をして陰性だったため、バーデン競馬協会ではそのまま面倒を看ると提案しているが、もともとケルンにいた馬であるため、戻さねばならないかどうかは、ケルン市当局の判断に委ねられていること。
シールゲン「私は両手を縛られているようなものだよ。」
2012年10月03日
ケルン競馬場所属馬に伝染性貧血症発覚 ― Danedream、凱旋門賞出走不可に……
昨夜2時10分、そろそろ布団に入ろうかと思ったその時、以下のツイートが飛び込んできて一気に目が覚めてしまった。
Unfassbar! Eine Tierseuche verhindert die Titelverteidigung von Danedream im Arc de Triomphe. Rennbahn und... fb.me/24pA1VQup
— GERMAN RACINGさん (@GERMAN_RACING) 10月 1, 2012
”理解できない!家畜伝染病がDanedream凱旋門賞連覇を阻む。競馬場と…(続きはリンクへ)”
まさに何のことかまったく理解できず、「Tierseuche」という単語に馴染みがなかったせいもあり、半ば頭が混乱しながらリンク先へと飛んだ。そして更に見慣れない単語を確かめながら読みすすめると、ようやく事の重大さを理解し、愕然としてしまった。
Danedreamを管理するシールゲン厩舎があるケルン競馬場で、同競馬場内他厩舎のある1頭の馬に伝染性貧血症の感染が確認され、それに伴い同競馬場内管理馬の隔離検疫、及び3ヶ月間の移動禁止令が発令されたのだ。即ちDanedreamは今週末10月7日ロンシャンで行われる凱旋門賞への出走が不可能となったのである。
元ツイートのGerman Racingとはドイツ競馬の宣伝・広報を担う公式組織だ。ツイッターも云わばドイツ競馬団体の公式発表のものである。そしてこの直後に、ドイツ競馬2大情報サイト、GaloppOnline.de、及びTurf-Timesでも記事が上がり、ドイツ競馬統括組織である管理委員会(DVR)のサイトでも公式案内が掲示された。
Kölner Bahn abgeriegelt - Danedream nicht nach Paris (GaloppOnline.de)
”ケルン競馬場閉鎖 ― Danedreamはパリへ行けない”
Tierseuche: Renntag in Köln abgesagt - Danedream darf nicht im Arc laufen (Turf-Times)
”家畜伝染病:ケルンでの競馬開催中止 ― Danedreamは凱旋門賞走れず”
Kölner Renntage 3. Oktober und 14. Oktober 2012 abgesagt (DVR)
”10月3日と14日のケルン競馬開催中止”
いずれの記事も主旨は同じなので第一報時点での要点をまとめよう。
◆ミュンスター市の化学・獣医学調査機関がケルン市獣医局(Veterinäramt)へ、ケルン競馬場の1頭の馬が血液検査により伝染性貧血症に感染していると報告。ケルン市は条例に従い、感染した馬の殺処分、ケルン競馬場の閉鎖、全馬約300頭の隔離検疫、及び感染馬所属厩舎から半径1kmにいる馬の3ヶ月間の移動の禁止を指示。
◆これに伴いDVRとケルン競馬協会は、10月3日と14日に予定されていたケルン競馬場での開催の中止を決定。
◆感染源については、既にノルトライン・ヴェストファーレン州やラインラント・ファルツ州で症例が報告されているものと同様、動物病院で感染している馬に接触したものと思われる。
◆上記措置に伴い、Danedreamの凱旋門賞を始め、その他ケルン競馬場所属馬たちのレース出走は不可能となる。
これらにやや遅れて報じられたイギリスRacing Postの記事ではDanedreamの共同馬主である吉田照哉氏のスポークスマン、パトリック・バーブ氏のコメントを取り上げているが、バーブ氏自身が伝聞情報の様子で、可能性は低いがなんとか凱旋門賞出走への期待を繋ぎたいニュアンスで書かれている。だが上記のように、ドイツ国内の報道ではこの時点で既に最終決定の様相を見せていた。
第一報時点は現地時間の夜19時〜20時だったので、Danedreamの動向に関しては厩舎サイドを始め、まだ公式にはどこからも発表されていなかった。しかし現地翌朝、日本時間の2日夕方には状況は確定、フランスギャロへ正式に出走登録取消しが報告された。万全の準備を勧めてきたDanedream陣営は、思わぬ形で計画が潰れてしまい、やりきれない思いで一杯だろう。1936年、37年Corrida以来の牝馬による凱旋門賞連覇という偉業がかかっていただけに、無念というほかにない。シールゲン厩舎からは、しかし今のところ具体的なコメントは聞こえてきていない。容易に答えられる状況でもないのだろうが。
それを示すように、Turf-Timesの続報によれば、ケルン競馬場とは別の調教場に厩舎をもつヴェーラー調教師のところへも、事態を心配した馬主等関係者からの電話が鳴り止まないとのことだ。ヴェーラー厩舎では馬主たちに安心してもらうため、管理馬全てに即時検査を行ったとのことである。
またこのTurf-Times続報によると、ケルン競馬場理事ファスベンダー(※まったくの余談だが、ファスベンダーはケルン老舗カフェのオーナーで、ここのケーキや朝食メニューは最高である。)は、伝染性貧血症の報告を受けたと同時に条例に従った措置を実施し、また各国へも報告したという。伝染性貧血症は潜伏期間が3日から3ヶ月あるため、仮にDanedreamが既にフランスへ出発した後であっても出走停止処置にせねばならず、この段階で出走への望みは潰えていたのである。
尚、感染した馬は、ケルン競馬場に馬房を持つ小厩舎サラ・ヴァイス調教師が管理する未出走馬で、まだ殆ど馬房から出たことはなく、他の厩舎の馬と接する機会は少なかったことから、恐らく感染は広がっていないだろうと、希望を込めてファスベンダーはコメントしている。シールゲン厩舎とはエリアも違うようだ。伝染性貧血症はアブ等の吸血性昆虫を介して伝染するものであり、すぐそばにいる馬にしか容易には感染しないという。ファスベンダー曰く、外部の動物病院にいた際にもらってきたものとのことだ。
感染源については上記要点でも触れているが、今回の伝染性貧血症はケルン競馬場内で初めて発生したものではなく、実は8月以降既に症例が報告されていた。ドイツは乗馬関係が競馬よりも盛んな国なので、競走馬以外にも周辺には多くの馬がいるのである。感染源とされる馬がいたヴァハトベルク(Wachtberg)という町はケルンから南へ約50kmに位置し、現地の地方紙Rhein-Sieg-Rundschauでは9月中から伝染性貧血症に関するニュースを発信していた。
2000 Pferde von Viruskrankheit bedroht (Rhein-Sieg-Rundschau 9/21)
”2000頭の馬がウイルス病に脅かされている”
この記事によると、最初の発症例は8月中旬にライン・ジーク郡で報告された生後3ヶ月の馬で、この馬はヴァハトベルクの動物病院に
このような事実に対し、何故競馬関係者は事前に対応できなかったのか、という問題も持ち上がってきたようだ。
Ausbruch der Viruskrankheit war schon länger bekannt (GaloppOnline.de)
”ウイルス病の発生は既に以前から知られていた”
今回の件は、単にDanedreamだけの問題ではなく、ドイツ競馬界全体が大きな損失を被る事態へと発展していくことになるだろう。
それにしても、Danedreamだけでなく、Snow Fairyの故障、そしてつい先程報じられたNathanielの熱発により、有力馬が次々出走回避となってしまった今年の凱旋門賞。日本のオルフェーヴルにとってはライバルが減り、よりチャンスが大きくなったといえるのだろうが、同時に興醒め感も否めない。またDanedreamは、当然ジャパンカップにも来られなくなってしまった。私個人的には友人の競馬カメラマン、ゾルゲからの信任を受けたこともあり、彼女のラストランをドイツ競馬界のために撮るという責任をもって臨むつもりだったため、なんとも言えない虚しさに襲われている。つくづく残念である。
2012年07月01日
競馬クラスタさん!ドイツダービーですよ!ドイツダービー!
先週のアイマス7thライブの興奮がいまだ冷めやらぬ芝です皆さんお久しぶりですこんばんは。
ライブに参加するのは初めてでしたが、横アリの盛り上がりと一体感はさすがアイマスというべき素晴らしきもので、ゲームキャラクターからアニメへ、歌手としてはズブの素人である声優のアイマスガールたちが見事なエンターテイナーへと成長した姿は、プロデューサーという名のファンたちにとってはまさしく7年間の集大成といえるもので、「みんないっしょに!」というライブテーマそのままに、ニコマス視聴者というバッタ者の私でさえ共にサイリウムを振る手が力強くなり…(ry
さて、ギリギリになってしまったが、日本時間の今晩0:40はドイツダービーである。サッカーのユーロ2012決勝と日程が重なることから、ドイツの競馬協会は7月第1日曜日という伝統を破って翌週開催にしようと色々根回ししていたようなのだが、パリ大賞と日程が近くなりすぎるというフランスからのクレームにより、已む無く例年通りの開催日となった。しかし例年通り1週間連続開催の最終日にすると、全日程がサッカーと被りまくるため、今年はダービーを中日にし、古馬G2のハンザ賞を3日(火)とする変則プログラム。それゆえ毎年気になる馬場の荒れ具合をそれほど考慮する必要もなく、一応この金土の開催は稍重で、タイム的には標準の範囲内ではある。馬場状態としてはそれなりにフェアなレースを出来そうだ。
ということで、毎年恒例の予想がドイツの競馬仲間であるヒネッケ兄弟から届いた。今年も頑張って訳してみましょうか。
と、その前に、出馬表はこちらをば。
Sparda 143. Deutsches Derby ※ドイツダービーの馬番はレーティング順
では毎度全出走馬へのコメントを書いてくる弟マティアスの予想から。
続いて兄ハネスの予想メールをば。こっちはお手紙テイストなので、訳もそんな感じでw
と、現地からはこんな感じの予想。
では私の予想だが、既に二人の予想からもお分かりのとおり、今年はNovellistという馬が1頭抜けている。ハネスの言葉通り、私もこの馬を避けて通ることは出来ない。一点気になるところを挙げるなら、道中ややかかり気味で折り合いがつくまで時間がかかるところなのだが、いざ直線に入ると騎手のゴーサインを待って冷静にスパートできるし、エディが馬群さばきに失敗しない限り、圧勝しておかしくない。父はダービーがベストのMonsunだし、母父Lagunasもダービー馬だ。母Night Lagoonは2歳牝馬チャンピオンのNライン系で、ベタなくらいの血統的裏付けもある。この馬にはむしろ今後の国際舞台で一線級の活躍を期待したいので、ここはあっさり突破して欲しい。
2番手に来るのも、ハネス同様レーティング2位のBlack Arrow。前からでも中団からでもレースが出来、直線で潰れない走りは安定している。追い出してからのキレがないので、スパっとキレるNovellist相手では分が悪いが、3着以内はしっかり確保しそうなタイプ。鞍上にはフランキーを連れれきたので、無駄のない乗り方できっちり粘ってくれるだろう。
3番手にはウニオン2着のMunic Boy。アメリカ血統がハンブルクでどの程度通用するのか分からないが、今年は上で触れた通り開催最終日ではないし、比較的良質な馬場コンディションでレースが出来るだろう。となるといきなり昇級戦で好走し、上積みもかなり見込めそうなので、入着候補の1頭には十分挙げられる。
その他に気になるところは、Salon SoldierとNostro Amico。前者はバヴァリアン・クラシックでBloack Arrowによく食らいついての僅差3着。この時がオープン初挑戦だったことを考えれば、まだ上積みが期待できる。シールゲン厩舎主戦のシュタルケは、最終追い切り後にGirolamoの方を選んだけれど、潜在力という意味でSalon Soldierに期待したい。
Nostro Amicoは2歳時にミラノのリステッドを勝っているが、その後骨折で復帰が遅れ、6月初旬に同じくミラノのリステッドを叩いて(4着)ここに挑む。臨戦過程の順調さは欠いているし、父がマイラーのMartilloで距離不安が残るが、勝負付けが済んでおらず、叩き2戦目の上積みもありそうなので、一応注目してみたい。仮にここがダメでも、距離を縮めて今後に期待したい馬ではある。
あと1頭一応選ぶなら、イタリアダービー馬ということに敬意を評してFeuerblitzになるだろう。ただ正直なところヒネッケ兄弟ほど高くは買ってない。父がBig Shaffleだからというわけではなく(中距離で走っている産駒なら結構いるし)、イマイチ今年のイタリアダービーのレベルが高いように見えないのだ。まあ来たら低く見積もってごめんなさいということで。
というわけで団子をつけると以下のとおり。
◎Novellist
○Black Arrow
▲Munic Boy
△Salon Soldier
△Nostro Amico
△Feuerblitz
ところで、ハネスからのメールによると、奴らは11月に来日するらしい。JC週は23日が金曜日で三連休だし、接待が大変になりそうだ。競馬場では他の海外競馬クラスタにお相手してもらうかな。
ライブに参加するのは初めてでしたが、横アリの盛り上がりと一体感はさすがアイマスというべき素晴らしきもので、ゲームキャラクターからアニメへ、歌手としてはズブの素人である声優のアイマスガールたちが見事なエンターテイナーへと成長した姿は、プロデューサーという名のファンたちにとってはまさしく7年間の集大成といえるもので、「みんないっしょに!」というライブテーマそのままに、ニコマス視聴者というバッタ者の私でさえ共にサイリウムを振る手が力強くなり…(ry
さて、ギリギリになってしまったが、日本時間の今晩0:40はドイツダービーである。サッカーのユーロ2012決勝と日程が重なることから、ドイツの競馬協会は7月第1日曜日という伝統を破って翌週開催にしようと色々根回ししていたようなのだが、パリ大賞と日程が近くなりすぎるというフランスからのクレームにより、已む無く例年通りの開催日となった。しかし例年通り1週間連続開催の最終日にすると、全日程がサッカーと被りまくるため、今年はダービーを中日にし、古馬G2のハンザ賞を3日(火)とする変則プログラム。それゆえ毎年気になる馬場の荒れ具合をそれほど考慮する必要もなく、一応この金土の開催は稍重で、タイム的には標準の範囲内ではある。馬場状態としてはそれなりにフェアなレースを出来そうだ。
ということで、毎年恒例の予想がドイツの競馬仲間であるヒネッケ兄弟から届いた。今年も頑張って訳してみましょうか。
と、その前に、出馬表はこちらをば。
Sparda 143. Deutsches Derby ※ドイツダービーの馬番はレーティング順
では毎度全出走馬へのコメントを書いてくる弟マティアスの予想から。
今年のダービーに関しては、Novellistを倒すのはどの馬も普通に難しいだろう。ただ2着以下はいくらでも可能性はある。
Novellist: 勝利を期待されている馬であり、誰の目にも明らかな本命。果たしてこの馬を倒せる馬はいるのか。
Salon Soldier: 闘争心のある馬だ。上積みの可能性もあり、見くびってはいけない。
Feuerblitz: イタリアダービー馬。それ故に注目。(短距離種牡馬の)Big Shaffle産駒がダービー馬とは通常想像し難いが、3着以内ならありえるし、母系からスタミナを引き継いでいる。
Girolamo: チャンスのあるいい馬で、厩舎主戦騎手が騎乗。血統的には必ずしも2400mが保つタイプではないが、馬体的にはいけそう。
Mano Dio: 私の目ではステイヤータイプ。
Black Arrow: いい馬だ。但し2400mが保つかは疑問が残る。
Macao: 個人的に気になっている馬。状態が良ければチャンスはあるだろう。長い目で見ればいい馬だと思う。シンパシー馬券だね。
Andolini: 血統的にはステイヤーではないが、考えれる馬ではある。渋った馬場が必要だろう。距離が保つかは分からないが、8着以内ならありえるのではないだろうか。
Munic Boy: ウニオン・レネンの印象からチャンスはあってしかるべき馬。闘争心もある。しかし私は期待していない。母馬がアメリカでいい肌馬のようだが、この母系のスタミナには疑問が残る。父Bernadiniも2000m「オンリー」の馬だ。
Russian Song: 運が良ければ6着以内までに来れそうな馬だ。しかし厳密に見るなら、あとから馬券を追加するときに考慮するくらいの馬だ。
Pastorius: ステイヤータイプではない。但し鞍上がヘリアーなので、チャンスある穴馬といったところ。
Milord: 自分にとっては圏外。
Baltic Rock: 追加登録してきた馬。元々ダービー登録はあったけど、ある時点で外されていた。途中でシールゲン厩舎から少規模厩舎へ移籍している。ダービーに出るには、この馬はまだ熟してないと思う。
Nostro Amico: 順調な過程を踏んできたとはいえない。ダービーにはまだ間に合っていないと思う。しかし古馬になってから能力を発揮する可能性はあるだろう。スタミナについては、確かとはいえない。
Anakin Skywalker: ステイヤータイプで大いに驚かす可能性はある。しかし3着以内は考えにくい。
私の予想は以下の6頭。
Novellist
Salon Soldier
Feuerblitz
Girolamo
Mano Diao
Black Arrow
ビックリさせるならMacaoだろう。これまでのレースでは早熟なところを見せているが、ポテンシャルはある。
続いて兄ハネスの予想メールをば。こっちはお手紙テイストなので、訳もそんな感じでw
Novellistは避けて通れない。ウニオンの走りには完全にしびれたね。それゆえ今年のダービーは比較的はっきしていて、Novellistをあっさり本命に据えるよ。それに続くのは、これも結構はっきしていて、Black Arrowが挙げられるな。三連単のヒモとなると、Girolamo。ウニオンではよく走っていた。それからFeuerblitz、イタリアダービーの結果からあと200m保たないという理由はないだろう。Munic Boy、この馬にはウニオンでも期待していたし、最後に脚が上がっていたようだが、多分まだ上積みはある。そして驚かすとしたらMilordだろう。まだ出し切ってないものがある。
といった感じで、この6頭からどれだけ三連単に絡んでくれるか緊張するね…
と、現地からはこんな感じの予想。
では私の予想だが、既に二人の予想からもお分かりのとおり、今年はNovellistという馬が1頭抜けている。ハネスの言葉通り、私もこの馬を避けて通ることは出来ない。一点気になるところを挙げるなら、道中ややかかり気味で折り合いがつくまで時間がかかるところなのだが、いざ直線に入ると騎手のゴーサインを待って冷静にスパートできるし、エディが馬群さばきに失敗しない限り、圧勝しておかしくない。父はダービーがベストのMonsunだし、母父Lagunasもダービー馬だ。母Night Lagoonは2歳牝馬チャンピオンのNライン系で、ベタなくらいの血統的裏付けもある。この馬にはむしろ今後の国際舞台で一線級の活躍を期待したいので、ここはあっさり突破して欲しい。
2番手に来るのも、ハネス同様レーティング2位のBlack Arrow。前からでも中団からでもレースが出来、直線で潰れない走りは安定している。追い出してからのキレがないので、スパっとキレるNovellist相手では分が悪いが、3着以内はしっかり確保しそうなタイプ。鞍上にはフランキーを連れれきたので、無駄のない乗り方できっちり粘ってくれるだろう。
3番手にはウニオン2着のMunic Boy。アメリカ血統がハンブルクでどの程度通用するのか分からないが、今年は上で触れた通り開催最終日ではないし、比較的良質な馬場コンディションでレースが出来るだろう。となるといきなり昇級戦で好走し、上積みもかなり見込めそうなので、入着候補の1頭には十分挙げられる。
その他に気になるところは、Salon SoldierとNostro Amico。前者はバヴァリアン・クラシックでBloack Arrowによく食らいついての僅差3着。この時がオープン初挑戦だったことを考えれば、まだ上積みが期待できる。シールゲン厩舎主戦のシュタルケは、最終追い切り後にGirolamoの方を選んだけれど、潜在力という意味でSalon Soldierに期待したい。
Nostro Amicoは2歳時にミラノのリステッドを勝っているが、その後骨折で復帰が遅れ、6月初旬に同じくミラノのリステッドを叩いて(4着)ここに挑む。臨戦過程の順調さは欠いているし、父がマイラーのMartilloで距離不安が残るが、勝負付けが済んでおらず、叩き2戦目の上積みもありそうなので、一応注目してみたい。仮にここがダメでも、距離を縮めて今後に期待したい馬ではある。
あと1頭一応選ぶなら、イタリアダービー馬ということに敬意を評してFeuerblitzになるだろう。ただ正直なところヒネッケ兄弟ほど高くは買ってない。父がBig Shaffleだからというわけではなく(中距離で走っている産駒なら結構いるし)、イマイチ今年のイタリアダービーのレベルが高いように見えないのだ。まあ来たら低く見積もってごめんなさいということで。
というわけで団子をつけると以下のとおり。
◎Novellist
○Black Arrow
▲Munic Boy
△Salon Soldier
△Nostro Amico
△Feuerblitz
ところで、ハネスからのメールによると、奴らは11月に来日するらしい。JC週は23日が金曜日で三連休だし、接待が大変になりそうだ。競馬場では他の海外競馬クラスタにお相手してもらうかな。
2011年11月26日
Danedream ist da!
凱旋門賞をレコード勝ちで圧勝したドイツのシンデレラガール、Danedreamが日本へやってきてしまいましたね…。春からの半年間、どんどんトップホースへの階段を駆け上がる姿を遠く日本からウォッチしていた馬が、今自分の目の前にやってきたというのは感無量ですよ。
「目の前にやってきた」とは気の早い表現に聞こえるかもしれないが、木曜日の調教で実際に彼女を目の前にしたのである。
実は今回、外国プレスとして撮影許可証を得ることが出来たのだ。「日本人なのになぜに外国プレス?」ってことになるだろうが、今月初旬、ドイツにいた頃の友人である競馬カメラマンのゾルゲ君(滞独中彼を通じSport-WeltやVollblut誌に時々写真を載せさせてもらっていた)から「どうしても日本に行くことが出来ないので、俺の代わりに許可証をもらってDanedreamを撮ってくれ。」とメールが来たのである。もちろん二つ返事でOKし、ゾルゲ君がJRAにかけあってくれた。またその過程で、この秋から写真を投稿しているドイツの競馬ウェブマガジン"Turf-Times"からも、「ゾルゲから話を聞いた。うちの分も撮ってくれ。」と更に依頼を受け、両者の推薦状を得て外国プレス証の取得にこぎつけたのである。
Danedreamは私にとっても望外の夢をもたらす馬となった。日本馬たちにも当然思い入れはあるが、今回ばかりはとことんDanedreamを応援させてもらう。
間近で見たDanedreamは、これまでドイツの記事で読んでいたとおり、人見知りせず興味深そうによく観客やカメラマンの方へ顔を向けてくれた。ドイツから来ているカメラマンのノルティンク兄さん(速報目的の写真家ではないので、仕事として競合しない)と一緒に行動させてもらっているお陰で、国際馬房(ここには日本人プレスはいない)で馬場入り前の曳き運動をしているとき、厩務員のシンティアちゃんとも顔見知りである彼が「ちょっと止まって写真撮らせて。」と頼むと、立ち止まり二人(一人と一頭)揃ってこっちを向いて写真に収まってもらえた。このペアはホント微笑ましい。
写真については、外国プレスという特別な許可を得て撮影しているため、どの程度自分の裁量で公開してよいのかは、実はまだきちんと確認していない。許可証には「取材目的以外に(許可証を)使用できない。」とあるので、いつものように気軽にアップすることは出来ないだろう。もっとも、Turf-Timesでは写真にShibaShuji.comのリンクを付けてもらっているので、写真を通じてジャパンカップを報じるという筋が通れば、絶対的に禁止ということにはならないのではないかと考えてはいる。しかし現時点では残念ながら控えておかざるえない。
その代わり私への依頼元であるゾルゲ君の写真ポータルサイトGaloppfoto.deとTurf-Timesには早速載っているので、サイズが小さかったりウォーターマークが付いてはいるが、一応今回の調教写真(といっても走ってないが)をご覧いただくことは出来る。
Galoppfoto.de →こちら
Turf-Times →こちら
Turf-Timesでは別の日本人の方が撮った写真とのコラージュ風になっている。こちらの方とは面識はないが、ドイツ競馬という稀なご縁となっているわけで、そのうち数少ないドイツ競馬クラスタとの飲み会にお呼びしたいなと。
さあジャパンカップがやってくる。ドイツの競馬ファンにDanedreamの勇姿を伝えるために、私も心して頂いたこの貴重な機会に臨むとしよう。
「目の前にやってきた」とは気の早い表現に聞こえるかもしれないが、木曜日の調教で実際に彼女を目の前にしたのである。
実は今回、外国プレスとして撮影許可証を得ることが出来たのだ。「日本人なのになぜに外国プレス?」ってことになるだろうが、今月初旬、ドイツにいた頃の友人である競馬カメラマンのゾルゲ君(滞独中彼を通じSport-WeltやVollblut誌に時々写真を載せさせてもらっていた)から「どうしても日本に行くことが出来ないので、俺の代わりに許可証をもらってDanedreamを撮ってくれ。」とメールが来たのである。もちろん二つ返事でOKし、ゾルゲ君がJRAにかけあってくれた。またその過程で、この秋から写真を投稿しているドイツの競馬ウェブマガジン"Turf-Times"からも、「ゾルゲから話を聞いた。うちの分も撮ってくれ。」と更に依頼を受け、両者の推薦状を得て外国プレス証の取得にこぎつけたのである。
Danedreamは私にとっても望外の夢をもたらす馬となった。日本馬たちにも当然思い入れはあるが、今回ばかりはとことんDanedreamを応援させてもらう。
間近で見たDanedreamは、これまでドイツの記事で読んでいたとおり、人見知りせず興味深そうによく観客やカメラマンの方へ顔を向けてくれた。ドイツから来ているカメラマンのノルティンク兄さん(速報目的の写真家ではないので、仕事として競合しない)と一緒に行動させてもらっているお陰で、国際馬房(ここには日本人プレスはいない)で馬場入り前の曳き運動をしているとき、厩務員のシンティアちゃんとも顔見知りである彼が「ちょっと止まって写真撮らせて。」と頼むと、立ち止まり二人(一人と一頭)揃ってこっちを向いて写真に収まってもらえた。このペアはホント微笑ましい。
写真については、外国プレスという特別な許可を得て撮影しているため、どの程度自分の裁量で公開してよいのかは、実はまだきちんと確認していない。許可証には「取材目的以外に(許可証を)使用できない。」とあるので、いつものように気軽にアップすることは出来ないだろう。もっとも、Turf-Timesでは写真にShibaShuji.comのリンクを付けてもらっているので、写真を通じてジャパンカップを報じるという筋が通れば、絶対的に禁止ということにはならないのではないかと考えてはいる。しかし現時点では残念ながら控えておかざるえない。
その代わり私への依頼元であるゾルゲ君の写真ポータルサイトGaloppfoto.deとTurf-Timesには早速載っているので、サイズが小さかったりウォーターマークが付いてはいるが、一応今回の調教写真(といっても走ってないが)をご覧いただくことは出来る。
Galoppfoto.de →こちら
Turf-Times →こちら
Turf-Timesでは別の日本人の方が撮った写真とのコラージュ風になっている。こちらの方とは面識はないが、ドイツ競馬という稀なご縁となっているわけで、そのうち数少ないドイツ競馬クラスタとの飲み会にお呼びしたいなと。
さあジャパンカップがやってくる。ドイツの競馬ファンにDanedreamの勇姿を伝えるために、私も心して頂いたこの貴重な機会に臨むとしよう。
2011年10月09日
Danedream、凱旋門賞を勝利するまで
2010年5月、バーデンバーデンの南西にある小さな町アーヘルンで1本の電話が鳴った。電話を受けたのはこの町で家具センター"Möbel RIVO"を営むヘルムート・フォルツ(Helmut Volz)、かけたのはディルク・アイゼレ(Dirk Eisele)、サラブレッド売買エージェントBBA Germanyの代表だ。アイゼレはその日、バーデン競馬場で行われていた春季ブリーズアップ・オークションにおり、トレーニング・セールに出されていた1頭の2歳牝馬に目を付けたのである。
「いい馬が1頭いるんですよ。今日のオークションで一番興味がある馬なんです。」
フォルツは話を聞いて、アイゼレに落札へのゴーサインを出した。ブリュンマーホフ牧場(Gestüt Brümmerhof)から出品された父Lomitas、母Danedrop(母父Danehill)の仔Danedreamは、こうしてアイゼレによって9000ユーロで落札され、フォルツが所有することになったのである。
Danedreamはこの時点まで、既に生産牧場であるブリュンマーホフの所有馬としてシールゲン厩舎に預けられ、調教されていた。しかし目立たない馬だったらしく、牧場主のグレゴール・バウム(Gregor Baum)はとっとと売り払うことを決めたようである。主取りのための落札下限額も提示していなかったそうだ。
だがセリ会場でのDanedreamは一味違ったらしい。この馬にいい気配を感じ取ったのはアイゼレだけではなかった。トレーニング・セールでこの馬の背に跨っていたシールゲン厩舎2番手騎手のミナリクも、この時好感触を感じ取っていて、彼の故郷チェコから買い付けに来ていた客に売り込んでいたというのだ。たった9000ユーロである。ミナリクがもう少し熱心に故郷からの客を焚きつけていたら、もしかしたらDanedreamはチェコでデビューすることになり、運命は大きく変わっていたかもしれない。
結果としてフォルツの手に渡ったDanedreamは、そのままシールゲン厩舎に残り、早くも6月20日、ウィッサンブール競馬場でデビューした。
ウィッサンブール(Wissembourg)??? どこよそれ?
ということで調べてみると、アルザス地方にある小さな町の競馬場で、グーグルマップで見ると如何にもな田舎競馬場であった。しかしそれでもドイツの未勝利戦が賞金総額5000ユーロ程度なのに対し、この時のレースは総額12000ユーロである。2着に2馬身半差のデビュー勝利を飾ったDanedreamは、早速1着賞金6000ユーロを獲得した。
*のんびりブログ記事書いてる間にどっかから映像を見つけてYoutubeにアップした人がいたよw →Danedreamデビュー戦(直線のみ無音)
因みに7頭立てだったこのレースの結果をよく見ると、1〜3着をドイツ馬が独占しており、最下位もドイツ馬である。アルザス地方はドイツからは国境を跨いですぐだし、賞金稼ぎにはおいしいことこの上ない。とはいえ、普段注目されるような馬たちは大抵国内の主要競馬場か、国外でも著名な競馬場ででデビューしているので、6月という早い時期にこういうところでフランスの低級馬相手に賞金をかっさらっておこうというのは、それほど長い目で見られていないタイプの馬が多いと思われる。そういう意味でDanedreamも、落札額同様にこの段階では厩舎内で決して高い評価の馬ではなかっただろう。フォルツ自身もDanedreamを購入当初、地元バーデン地方から近く、賞金はドイツよりも高いこの辺りの競馬場で2、3勝あげる程度に走ってくれればよいと考えていたということだ。
それでもデビュー戦で勝利をあげたことで、2戦目はケルンのリステッド競走オッペンハイム・レネンに挑戦する。そして2歳ではトップレートをつけることになるAcadiusの3着と好走した。この辺でフォルツも、地元近くで卒なく走ってもらって楽しもうという期待度ではなくなってきたのだろう。続けて再びフランスへ行き、ドーヴィルのリステッド競走Criterium du Fonds Europeen de l'Elevageに出走させた。だが1着入線するも3着に降着となってしまう。もっともここで陣営に更なる色気が出た。思い切って凱旋門賞当日の2歳牝馬G1、マルセル・ブーサック賞に挑戦したのである。しかしさすがにこの時のDanedreamには、このクラスはあまりに敷居が高すぎたようで、見せ場なく6着に終わる。その後はドイツ国内戦に戻り、2歳女王決定戦ヴィンターケーニギン賞(G3)で、3番人気で3着と順当な走りを見せて、Danedreamは2歳シーズンを終えたのである。
こうして2歳戦を振り返ると、デビュー当初から徐々に期待値を増す好走をしたと言えるだろう。とはいえ、大物感を漂わせるほどでもなかった。正直なところ、この段階で3歳での成長ぶりを見越していた者は、誰一人としていなかったはずだ。ヘルムートの息子ハイコー・フォルツ(Heiko Volz)曰く、冬の間は誰もDanedreamの話題などしていなかったという。因みに私も、何となく名前の字面だけ頭の隅に残った程度で、翌春イタリア・ダービーに出ていたときは、改めて調べ直す必要があるほど忘れ去っていた。
明け3歳。初戦をミラノのリステッドで4着、続いて果敢に牡馬と混合のイタリア・ダービーに挑戦して3着と健闘し、ダントツの1番人気に押されたイタリア・オークスでは、期待以上の圧勝劇を演じた。
> 5月7日 イタリア・ダービー(伊G2) 3着
> 5月29日 イタリア・オークス(G2) 1着
このイタリアキャンペーン、私はシールゲン厩舎がヴィンターケーニギン賞2着のAigrette Garzetteを期待1番手牝馬と見做していると見ていたため、国内本流はこちらを中心とし、Danedreamは国外ルートからディアナ賞(独オークス)を目指すと考えていた。だが実は、Danedreamはディアナの登録がなかったというのである。6月26日にサンクルーのマルレ賞(仏G2, 2400m)もそのステップだと思っていて、ここで5着となり壁に当たっても、まあ国内で仕切り直せるだろうくらいに考えていた。それゆえディアナの2週間前に古馬混合のベルリン大賞(G1)に出てきたときは正直驚いた。しかも相手はドイツの2強と呼べる存在のScaloとNight Magicである。軽ハンデの有利があるとはいえ、随分とハードルを上げた挑戦をするものだとレース前は誰もが軽視し、人気も11頭立ての8番目であった。だがこの見事な勝ちっぷりである。
> 7月24日 ベルリン大賞(G1) 1着
この勝利の直後シールゲンは「これはブリーダーズカップ(フィリーズ&メアターフ)に向けてよい試走になった。多分アメリカへ向かう前に1レース使う。」とコメントしていた。しかしステップとして挟んだバーデン大賞(G1)がまたしても鮮やかな勝利。
> 9月4日 バーデン大賞(G1) 1着
BC F&MTを想定し始めたのは、多分イタリア・オークスを勝ってからであろう。春初戦の段階では、間違いなく誰一人、そこまでのチャレンジを考えていなかったはずである。だがこのバーデン大賞の勝利で、BC F&MTどころか凱旋門賞への挑戦プランが浮上してきたわけだ。それでも馬主と厩舎はギリギリまで慎重だった。やはり凱旋門賞は別格である。BCでもF&MTは牝馬限定戦、確実に実利を狙うなら、ここで無理せず予定通り直行したほうがいいというのが理性的判断である。凱旋門賞には登録もしていなかったし、追加登録には10万ユーロもかかる。だが勝利の度に「この馬は自分たちが思っている以上に、レースで強くなっていく」と鞍上のシュタルケがコメントしているとおり、どこまで伸びるか分からない未知の可能性を誰もが感じていた。陣営は熟慮の末、夢にかける方を選んだわけだ。凱旋門賞直前に照哉氏が馬主権利を半分買い取ったことは、恐らくこの決断に決定的影響を与えてはいない。照哉氏の意向が働くくらいなら、全権売っていただろうからだ。明らかに繁殖として手に入れたい照哉氏へ半分というところに、現役中は口出しさせないというフォルツの意思が透けて見えるのである。
そして凱旋門賞。Danedreamはドイツ競馬界としては1975年Star Appeal以来2頭目という快挙を成し遂げたのである。
> 10月2日 凱旋門賞(G1) 1着
このレースについてはもはや私がコメントする必要はあるまい。2:24.49というレースレコードでの圧勝。ドイツ競馬ヲタとしてはまさに感無量である。
年内はもう1戦使うということだ。一応当初予定通りBC F&MTを狙うか、ジャパンカップに来るか、どちらからしい。凱旋門賞と比較すればどちらも蛇足であろうが、ここで牝馬限定戦に行くより、JCに来てくれたら嬉しいことこの上ない。凱旋門賞後は何事もなかったようにペロッと飼葉を食べ、深夜3時過ぎにケルンの厩舎に戻ったあとも、実にリラックスしていたということだ。遠征はまったく苦にしないらしく、馬運車を見ると耳をピクッと前へ向け、喜んで乗り込むらしい。ミラノへの遠征のときも、10時間の移動中、平気で飯を食い、水をごくごく飲んでたそうである。
また来年も現役続行予定である。照哉氏に決定権があるなら、とっとと引退させて日本へ連れてくるだろう。しかしそれよりは、牝馬として凱旋門賞二連覇を目指してほしいものだ。
正直なところ、凱旋門賞後どんどんネタが出てきて、書きたいことは他にもいろいろあるのだけど、もうすでにまとまりない状態まできてしまったので、この辺でやめておく。ただ血統話はドイツ牝系ではないので、私が書くことはないので悪しからず。
【追記】
kalikolaさんが20歳の厩務員チュンティアちゃんについて書いてます。自分も元記事読んだときこれについても書きたかったのだけど、記事を独立して書けるほど印象的なインタビューだったので、kalikolaさんが取り上げてくれてありがたいです。
kolikolaのblog「凱旋門賞馬デインドリームについて」
2011年10月02日
Danedreamが凱旋門賞制覇!!!
直線で燃えた!ネットのストリーミング見ながら、ゴールの瞬間叫んだ!
すげー!すげーーよ!Danedream!!!!!!
セリで9000ユーロだったこの馬が、今年の春時点で誰がこんな快挙を成し遂げると想像したか?
馬主も調教師も、誰一人想像出来なかったはずだ。シュタルケがレースの度に言ってる通り、毎度毎度陣営の想像の上を行く結果を残してるんだ。なんて馬だよまったく…。
レースレコードだぜ?ビックリだよw
アンドラッシュの雄叫びがネットを通じても心に響いた…。
おめでとう!アンドラッシュ!
おめでとう!ペーター!
おめでとう!シールゲン厩舎のみなさん!
今はこの感動をとにかくブログに書き残したかったので、後日また改めて書きます。
すげー!すげーーよ!Danedream!!!!!!
セリで9000ユーロだったこの馬が、今年の春時点で誰がこんな快挙を成し遂げると想像したか?
馬主も調教師も、誰一人想像出来なかったはずだ。シュタルケがレースの度に言ってる通り、毎度毎度陣営の想像の上を行く結果を残してるんだ。なんて馬だよまったく…。
レースレコードだぜ?ビックリだよw
アンドラッシュの雄叫びがネットを通じても心に響いた…。
おめでとう!アンドラッシュ!
おめでとう!ペーター!
おめでとう!シールゲン厩舎のみなさん!
今はこの感動をとにかくブログに書き残したかったので、後日また改めて書きます。