ライブに参加するのは初めてでしたが、横アリの盛り上がりと一体感はさすがアイマスというべき素晴らしきもので、ゲームキャラクターからアニメへ、歌手としてはズブの素人である声優のアイマスガールたちが見事なエンターテイナーへと成長した姿は、プロデューサーという名のファンたちにとってはまさしく7年間の集大成といえるもので、「みんないっしょに!」というライブテーマそのままに、ニコマス視聴者というバッタ者の私でさえ共にサイリウムを振る手が力強くなり…(ry
さて、ギリギリになってしまったが、日本時間の今晩0:40はドイツダービーである。サッカーのユーロ2012決勝と日程が重なることから、ドイツの競馬協会は7月第1日曜日という伝統を破って翌週開催にしようと色々根回ししていたようなのだが、パリ大賞と日程が近くなりすぎるというフランスからのクレームにより、已む無く例年通りの開催日となった。しかし例年通り1週間連続開催の最終日にすると、全日程がサッカーと被りまくるため、今年はダービーを中日にし、古馬G2のハンザ賞を3日(火)とする変則プログラム。それゆえ毎年気になる馬場の荒れ具合をそれほど考慮する必要もなく、一応この金土の開催は稍重で、タイム的には標準の範囲内ではある。馬場状態としてはそれなりにフェアなレースを出来そうだ。
ということで、毎年恒例の予想がドイツの競馬仲間であるヒネッケ兄弟から届いた。今年も頑張って訳してみましょうか。
と、その前に、出馬表はこちらをば。
Sparda 143. Deutsches Derby ※ドイツダービーの馬番はレーティング順
では毎度全出走馬へのコメントを書いてくる弟マティアスの予想から。
今年のダービーに関しては、Novellistを倒すのはどの馬も普通に難しいだろう。ただ2着以下はいくらでも可能性はある。
Novellist: 勝利を期待されている馬であり、誰の目にも明らかな本命。果たしてこの馬を倒せる馬はいるのか。
Salon Soldier: 闘争心のある馬だ。上積みの可能性もあり、見くびってはいけない。
Feuerblitz: イタリアダービー馬。それ故に注目。(短距離種牡馬の)Big Shaffle産駒がダービー馬とは通常想像し難いが、3着以内ならありえるし、母系からスタミナを引き継いでいる。
Girolamo: チャンスのあるいい馬で、厩舎主戦騎手が騎乗。血統的には必ずしも2400mが保つタイプではないが、馬体的にはいけそう。
Mano Dio: 私の目ではステイヤータイプ。
Black Arrow: いい馬だ。但し2400mが保つかは疑問が残る。
Macao: 個人的に気になっている馬。状態が良ければチャンスはあるだろう。長い目で見ればいい馬だと思う。シンパシー馬券だね。
Andolini: 血統的にはステイヤーではないが、考えれる馬ではある。渋った馬場が必要だろう。距離が保つかは分からないが、8着以内ならありえるのではないだろうか。
Munic Boy: ウニオン・レネンの印象からチャンスはあってしかるべき馬。闘争心もある。しかし私は期待していない。母馬がアメリカでいい肌馬のようだが、この母系のスタミナには疑問が残る。父Bernadiniも2000m「オンリー」の馬だ。
Russian Song: 運が良ければ6着以内までに来れそうな馬だ。しかし厳密に見るなら、あとから馬券を追加するときに考慮するくらいの馬だ。
Pastorius: ステイヤータイプではない。但し鞍上がヘリアーなので、チャンスある穴馬といったところ。
Milord: 自分にとっては圏外。
Baltic Rock: 追加登録してきた馬。元々ダービー登録はあったけど、ある時点で外されていた。途中でシールゲン厩舎から少規模厩舎へ移籍している。ダービーに出るには、この馬はまだ熟してないと思う。
Nostro Amico: 順調な過程を踏んできたとはいえない。ダービーにはまだ間に合っていないと思う。しかし古馬になってから能力を発揮する可能性はあるだろう。スタミナについては、確かとはいえない。
Anakin Skywalker: ステイヤータイプで大いに驚かす可能性はある。しかし3着以内は考えにくい。
私の予想は以下の6頭。
Novellist
Salon Soldier
Feuerblitz
Girolamo
Mano Diao
Black Arrow
ビックリさせるならMacaoだろう。これまでのレースでは早熟なところを見せているが、ポテンシャルはある。
続いて兄ハネスの予想メールをば。こっちはお手紙テイストなので、訳もそんな感じでw
Novellistは避けて通れない。ウニオンの走りには完全にしびれたね。それゆえ今年のダービーは比較的はっきしていて、Novellistをあっさり本命に据えるよ。それに続くのは、これも結構はっきしていて、Black Arrowが挙げられるな。三連単のヒモとなると、Girolamo。ウニオンではよく走っていた。それからFeuerblitz、イタリアダービーの結果からあと200m保たないという理由はないだろう。Munic Boy、この馬にはウニオンでも期待していたし、最後に脚が上がっていたようだが、多分まだ上積みはある。そして驚かすとしたらMilordだろう。まだ出し切ってないものがある。
といった感じで、この6頭からどれだけ三連単に絡んでくれるか緊張するね…
と、現地からはこんな感じの予想。
では私の予想だが、既に二人の予想からもお分かりのとおり、今年はNovellistという馬が1頭抜けている。ハネスの言葉通り、私もこの馬を避けて通ることは出来ない。一点気になるところを挙げるなら、道中ややかかり気味で折り合いがつくまで時間がかかるところなのだが、いざ直線に入ると騎手のゴーサインを待って冷静にスパートできるし、エディが馬群さばきに失敗しない限り、圧勝しておかしくない。父はダービーがベストのMonsunだし、母父Lagunasもダービー馬だ。母Night Lagoonは2歳牝馬チャンピオンのNライン系で、ベタなくらいの血統的裏付けもある。この馬にはむしろ今後の国際舞台で一線級の活躍を期待したいので、ここはあっさり突破して欲しい。
2番手に来るのも、ハネス同様レーティング2位のBlack Arrow。前からでも中団からでもレースが出来、直線で潰れない走りは安定している。追い出してからのキレがないので、スパっとキレるNovellist相手では分が悪いが、3着以内はしっかり確保しそうなタイプ。鞍上にはフランキーを連れれきたので、無駄のない乗り方できっちり粘ってくれるだろう。
3番手にはウニオン2着のMunic Boy。アメリカ血統がハンブルクでどの程度通用するのか分からないが、今年は上で触れた通り開催最終日ではないし、比較的良質な馬場コンディションでレースが出来るだろう。となるといきなり昇級戦で好走し、上積みもかなり見込めそうなので、入着候補の1頭には十分挙げられる。
その他に気になるところは、Salon SoldierとNostro Amico。前者はバヴァリアン・クラシックでBloack Arrowによく食らいついての僅差3着。この時がオープン初挑戦だったことを考えれば、まだ上積みが期待できる。シールゲン厩舎主戦のシュタルケは、最終追い切り後にGirolamoの方を選んだけれど、潜在力という意味でSalon Soldierに期待したい。
Nostro Amicoは2歳時にミラノのリステッドを勝っているが、その後骨折で復帰が遅れ、6月初旬に同じくミラノのリステッドを叩いて(4着)ここに挑む。臨戦過程の順調さは欠いているし、父がマイラーのMartilloで距離不安が残るが、勝負付けが済んでおらず、叩き2戦目の上積みもありそうなので、一応注目してみたい。仮にここがダメでも、距離を縮めて今後に期待したい馬ではある。
あと1頭一応選ぶなら、イタリアダービー馬ということに敬意を評してFeuerblitzになるだろう。ただ正直なところヒネッケ兄弟ほど高くは買ってない。父がBig Shaffleだからというわけではなく(中距離で走っている産駒なら結構いるし)、イマイチ今年のイタリアダービーのレベルが高いように見えないのだ。まあ来たら低く見積もってごめんなさいということで。
というわけで団子をつけると以下のとおり。
◎Novellist
○Black Arrow
▲Munic Boy
△Salon Soldier
△Nostro Amico
△Feuerblitz
ところで、ハネスからのメールによると、奴らは11月に来日するらしい。JC週は23日が金曜日で三連休だし、接待が大変になりそうだ。競馬場では他の海外競馬クラスタにお相手してもらうかな。
凱旋門賞とキングジョージのダブルをやってのける牝馬はもう出ないんじゃないでしょうかねぇ。
素晴らしい勝負根性でしたね。
近年牝馬の活躍が目覚しいし、必ずしも絶後ってことはないかもしれませんけど、21世紀の名馬100頭には選ばれる馬になったのではないかとw