凱旋門賞をレコード勝ちで圧勝したドイツのシンデレラガール、Danedreamが日本へやってきてしまいましたね…。春からの半年間、どんどんトップホースへの階段を駆け上がる姿を遠く日本からウォッチしていた馬が、今自分の目の前にやってきたというのは感無量ですよ。
「目の前にやってきた」とは気の早い表現に聞こえるかもしれないが、木曜日の調教で実際に彼女を目の前にしたのである。
実は今回、外国プレスとして撮影許可証を得ることが出来たのだ。「日本人なのになぜに外国プレス?」ってことになるだろうが、今月初旬、ドイツにいた頃の友人である競馬カメラマンのゾルゲ君(滞独中彼を通じSport-WeltやVollblut誌に時々写真を載せさせてもらっていた)から「どうしても日本に行くことが出来ないので、俺の代わりに許可証をもらってDanedreamを撮ってくれ。」とメールが来たのである。もちろん二つ返事でOKし、ゾルゲ君がJRAにかけあってくれた。またその過程で、この秋から写真を投稿しているドイツの競馬ウェブマガジン"Turf-Times"からも、「ゾルゲから話を聞いた。うちの分も撮ってくれ。」と更に依頼を受け、両者の推薦状を得て外国プレス証の取得にこぎつけたのである。
Danedreamは私にとっても望外の夢をもたらす馬となった。日本馬たちにも当然思い入れはあるが、今回ばかりはとことんDanedreamを応援させてもらう。
間近で見たDanedreamは、これまでドイツの記事で読んでいたとおり、人見知りせず興味深そうによく観客やカメラマンの方へ顔を向けてくれた。ドイツから来ているカメラマンのノルティンク兄さん(速報目的の写真家ではないので、仕事として競合しない)と一緒に行動させてもらっているお陰で、国際馬房(ここには日本人プレスはいない)で馬場入り前の曳き運動をしているとき、厩務員のシンティアちゃんとも顔見知りである彼が「ちょっと止まって写真撮らせて。」と頼むと、立ち止まり二人(一人と一頭)揃ってこっちを向いて写真に収まってもらえた。このペアはホント微笑ましい。
写真については、外国プレスという特別な許可を得て撮影しているため、どの程度自分の裁量で公開してよいのかは、実はまだきちんと確認していない。許可証には「取材目的以外に(許可証を)使用できない。」とあるので、いつものように気軽にアップすることは出来ないだろう。もっとも、Turf-Timesでは写真にShibaShuji.comのリンクを付けてもらっているので、写真を通じてジャパンカップを報じるという筋が通れば、絶対的に禁止ということにはならないのではないかと考えてはいる。しかし現時点では残念ながら控えておかざるえない。
その代わり私への依頼元であるゾルゲ君の写真ポータルサイトGaloppfoto.deとTurf-Timesには早速載っているので、サイズが小さかったりウォーターマークが付いてはいるが、一応今回の調教写真(といっても走ってないが)をご覧いただくことは出来る。
Galoppfoto.de →こちら
Turf-Times →こちら
Turf-Timesでは別の日本人の方が撮った写真とのコラージュ風になっている。こちらの方とは面識はないが、ドイツ競馬という稀なご縁となっているわけで、そのうち数少ないドイツ競馬クラスタとの飲み会にお呼びしたいなと。
さあジャパンカップがやってくる。ドイツの競馬ファンにDanedreamの勇姿を伝えるために、私も心して頂いたこの貴重な機会に臨むとしよう。
2011年11月26日
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