ドイツ・ダービーは戦前オーストリア、ハンガリー、デンマーク等の周辺諸国の馬にタイトルを奪われることはしばしばあったが、戦後は国内調教馬限定となり、再び外国馬へ扉が開かれたのは1993年。それから18年間ほぼ毎年外国馬の挑戦を受けながらドイツ勢がタイトルを守ってきたが、今年遂にドイツ・ダービー馬の称号が国境を越えた。ゴドルフィンの第2調教師アル・ザルーニが送り込んだBuzzwordがZazouとの直線での叩き合いを制し、優勝したのである。2着はウニオン・レネンを圧勝して臨んだZazou。3着にノルウェー調教馬のSir Landoが後方から追い込み入線するが、直線でRussian Tangoの進路を妨害し4着に降着。そのRussian Tangoが3着となる。
7月18日ハンブルク
第141回ドイツ・ダービー(G1, 2400m)
以下、関係者コメント(GaloppOnline.deより)
フレンチ騎手(1着Bussword)
「ドイツは徐々にお気に入りの国になってる。昨年G1を勝ち、初めてのダービーも取れた。Buzzwordは強靭な馬で、G1を勝って本当に報われた。」(註:昨年オイローパ賞をJukebox Juryで勝っている)
ホーファー調教師(2着Zazou&5着Lamool)
「両馬とも実力通りに見事に走った。Zazouには最後の200mが長かった。2000mならG1に勝てる馬だ。Lamoolにはもう少しやわらかい馬場の方がよかっただろう。」
ヴェーラー調教師(3着Russian Tango&9着Scalo)
「Scaloはまったくまともなレースができてなかった。馬場も乾き過ぎていたのだろう。Russian Tangoの距離適性に対する問題には答えが出た。彼は素晴らしいレースをした。」
ノイロート調教師(4着Sir Lando)
「彼は最高のレースをした。降着は実に腹立たしい。ダービーで3着と4着では大きな違いだ。私はAppel Au Maitreでも4着になっているのだ。」
ジョンストン調教師(7着Monterosso)
「非常に残念だ。私の馬は勝ち馬には4馬身半差で勝ったことがあるのだから。彼には多分もっと長い直線が必要だ。」
シュタルケ騎手(13着Seventh Sky)
「最後のコーナーでは5番手までポジションを上げることが出来たが、その後伸びなかった。」
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毎回覗かして頂いてます。。。
今回もいろいろ勉強になる内容でした。
いつも有難う御座います!!
ご無沙汰です。毎度どうもです。
気まぐれで適当に書いてるだけですから、
ふ〜んでいいんですよ、ふ〜んでw