2010年05月05日

独1000ギニーと春季賞他ドイツ3歳戦

 ぼけぼけダラダラと過ごしているゴールデンウィークではありますが、一応先週末のドイツではクラシック第1戦もあったことだし、軽く振り返っておく。

◆5月1日デュッセルドルフ
 ジャーマン1000ギニー(G2, 1600m)

 一昨年にディアナ賞が8月第1週にずれたことに合わせて1000ギニーも6月第1週に移行していたのだが、今年は3年振りにまた5月初旬開催に戻った。しかし3週間後の5月24日ケルンにもこの2年間1000ギニーのトライアルだった3歳牝馬マイルG3のシュヴァルツゴルト・レネンが組まれており、どちらが本番か分からない日程になってしまった。多分1000ギニー勝ち馬が6月にアスコットのコロネーションS(英G1)に出られるようにという配慮なのだと思うけど、あまりコンセプトが明確に見えないのが残念。

 事実日程の問題として、今年のヨーロッパは寒さが長引いたことにより、4月中に十分な調教を積んでシーズンスタートを切れた馬が少なく、冬のダート馬が芝でも好走するケースが目立っていた。2歳牝馬チャンピオン戦ヴィンターケーニギン賞馬のNeon Lightも4月に一叩きすることが出来ず、ぶっつけ本番で1000ギニーに挑むことになってしまった。道中5、6番手で進み、直線ではよく残っているが、結果は3着。1〜6着がNeon Lightを除き4月に一叩きされていたことを考えると、急仕上げであったかもしれない。

 勝ったKaliは、4月11日の未勝利戦を勝ち上がってのクラシック挑戦で金星。スタートして最初のカーブまでに2番手に付けると上手く折り合い、直線に入ってからも手応えよく、レース判定は「接戦」(Kampf)になっているものの、他馬をしっかり抑え切った勝利だ。鞍上デフリースは、45勝あげた冬のカタール遠征から帰国したばかり(アイスランドの噴火で飛行機が飛ばず、しばらく戻ってこられなかった)で、絶好調のままの好騎乗であった。

 オーナーブリーダーのフィンク氏にとっては、父Areion、母Kahluaともに自家生産馬での嬉しい勝利。それぞれの祖父がBig ShuffleとDashing Bradeで、ドイツ短距離種牡馬両雄による結晶でもある。

◆5月2日ミュルハイム
 バーバリス・レネン(L, 2200m)

 2歳女王Neon Lightがシーズン初戦を落としたのに対し、ヴィンターケーニギン2着のElle Shadowはギニーを回避して、やや手薄なメンバー相手の2200m準重賞を格の違いで余裕勝ち。8月1日のディアナ賞まではしばらくあるが、まずは順調なスタートを切った。もっとも8月に開催が移ってからのディアナは、6月以降頭角を現してきた馬が制しているので、まだまだ何が本命になるかは分からない。

◆5月2日フランクフルト
 バンクハウス・メッツラー春季賞(G3, 2000m)

 ギニー路線とは別にダービーを目指す馬のシーズン最初の重賞。人気はイットリンゲン牧場2頭出しのうち、厩舎主戦騎手のペトロサが選んだScalo。道中後方2番手から直線に入ると、前が開いたところを抜け出し、そのまま押し切っての勝利。とりあえずこのメンバー相手には力が上だった。しかし必ずしも強いメンバーが揃っていたとは言えず、Scalo自身抜け出してからふらふらするあたりは子供で、これでダービー有力候補に躍り出たかとなると、まだまだ疑問符は残る。Lando産駒で、Surumuからのダービー4代制覇に期待をかけたい1頭ではあるが、まずは次走が試金石か。

◆5月1日デュッセルドルフ
 3歳一般別定戦(1700m)

 4月18日ドクター・ブッシュ・メモリアル(G3)でZazouの有力対抗馬と目されながら、硬くなった馬場を嫌って回避したRussian Tangoが出走。3kg余分に背負いながらも、7馬身差に他馬を引き千切って圧勝。24日メール・ミュルヘンス・レネン(独2000ギニー)で、改めてZazouの有力対抗馬になりそうだ。
posted by 芝周志 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツ競馬
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