2010年04月22日

Overdoseの調教師交代と当面プラン

Overdose: Offiziell neuer Trainer für den Super-Sprinter

 Overdoseは、デビューから調教をつけてきたハンガリー人調教師リバルスキの手を離れ、新たにスロヴァキア人調教師ロシヴァル(Josef Rosival)が管理することになった。リバルスキは今年からドイツのホッペガルテンに移り、Overdoseもドイツを拠点とするプランであったが、共同馬主たち(日本の一口馬主の意味ではなく、Overdoseは数人による共同所有馬)が、「この馬はハンガリー馬で故郷の地で調教されるべきだ。」との要望したため、急遽このような事態になったということである。

 ドイツでは、ドイツ国内に厩舎開業の調教師許可を得た者は他国で同時に厩舎を持てないルールがあり、リバルスキはハンガリーでの厩舎を畳んで完全にホッペガルテンに移籍していたため、今更急にハンガリーへ戻ることができない。しかし馬主たちは、飽くまでハンガリー調教馬として走らせたい。それゆえOverdoseをリバルスキの管理下に置いておくことができなくなったのだ。

 とはいえ、いきなりブダペストでのトレーニング体制ができているわけではない。また新調教師のロシヴァルは、数ヶ月前にスロヴァキアからハンガリーへ移籍したばかりだという。それゆえ当面の妥協案として、まずOverdoseを一瞬ハンガリーに戻し、再びホッペガルテンへ連れて行って90日間の国外滞在調教扱いにするそうである。調教師は飽くまでロシヴァルであり、リバルスキがなんらかの形で関わるのかは記事に触れられてないが、恐らく厩務員等の一部スタッフを急に替えられないという事情があるのだろう。

 復帰プランは、まず5月9日ホッペガルテンの一般別定戦(1000m)で足慣らしの復帰、そして6月6日ホッペガルテンのベナツェット・レネン(G3, 1200m)に出走ということだ。当然ロイヤル・アスコット開催には間に合わず、G1挑戦は7月9日ニューマーケットのジュライC(6F)になると思われる。

 正直なところ、これだけ素質ある馬が周辺の都合に振り回されている状況は、あまり好ましいものではない。馬が万全に回復し、100%能力を出し切れる体制に早く整えてもらいたい。
posted by 芝周志 at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツ競馬
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