う〜む、残念としかいいようがない。重条件の力のいる馬場なら、英仏Gr.Iの一つか二つ取れると思ってたのに…。
Ganz ganz bitter! Deutschland Nr.1 Adlerflug vor dem Aus? (GaloppOnline.de)
26日朝の調教で、今週日曜日のシャンティイ大賞(仏Gr.II)へ向けた最終追い切りの際骨折してしまい、ニューマーケットまで輸送されて手術を受けたということだ。状況は予断を許さず、引退は不可避ながら、種牡馬として生かすため、現在懸命の治療が施されている。
生涯成績は11戦4勝。Gr.Iは3歳にダービー、4歳時にドイツ賞を制し、バーデン大賞で2年連続2着。今年はガネー賞(仏Gr.I)に出走し、追い込んでの3着であった。総獲得賞金651,290ユーロ。最終GAG100.5kg。
AdlerflugのAラインは、前回記事のSラインよりも更に古いシュレンダーハーン牧場の基幹牝系で、それについては2007年にダービーを勝った際(ヘッダの写真はその時の直線)、旧ブログに書いた。そちらも読んでもらえれば嬉しい。
【追記】
Aufatmen im Adler-Lager! Um 17:00 Uhr stand er wieder (GaloppOnline.de)
手術は無事成功し、昨日27日の17:00には自分の脚で立つことも可能になったとのこと。牧場長アーペルト曰く、幸運にも当初危惧したよりは軽傷で、2週間後には退院可能だろうということだ。まずは一安心。それでもAdlerflugの脚(どの脚かは記事には書かれていない)には3本のボルトが埋め込まれたとのことで、アーペルトは「レースで走ることはもうない。これは確実だ。」と明言。但し種牡馬としてのプランは全くの白紙とのことで、それはまあ当然だろう。
http://www.hkjc.com/english/racing/..%5Cpp_formsheet%5Cfse_L187.pdf
Irianの香港移籍はもちろん知ってました。得意な距離が1800〜2000mなのですが、ヨーロッパだとあまりレースが充実していないため、香港からよいオフォーがあり、売ることになったということです。
香港での馬主はSiu Pak Kwan、調教師はJohn Mooreだそうですね。レースには3月頃から使う予定みたいです。
それにしても、魔法幻影って名前、かっこいいなぁ。